認知症の運動療法・バランス訓練

認知症やボケのための運動療法は、

  • 筋力強化(筋力トレーニング)
  • バランス訓練(体幹トレーニング)
  • 関節可動域訓練(ストレッチ)
の3つの方法で行われる。

 

糖尿病の運動療法では、有酸素運動が中心であるが、認知症の運動療法では、動きやすい身体作りが主眼だ。

 

糖尿病では高血糖が最大の問題だから、運動療法も血糖値を下げるのが主眼で、そのために有酸素運動が使われる。

 

しかし認知症では、運動を通して、脳を刺激し続けることで、正常な脳機能を維持するのが目的だ。

 

昼間の運動によって、昼夜逆転やせん妄や夜間徘徊を減らすこともできるという。

 

その運動療法の最初は筋力トレーニングで、スクワットやレッグランジなどで足腰を鍛え、股関節を動きやすくすることだ。

 

次のバランス訓練とは、バランスを保つ訓練で、最近流行の体幹トレーニングに似たトレーニングだ。

 

一番簡単なのは、四つん這いになって、片足を後ろに伸ばして揚げるバランス訓練だ。

 

このとき、同時に反対側の腕を前に伸ばすと、さらに効果的なバランス訓練になる。

 

これは体幹トレーニングの本にも必ず載ってるね。

 

また立った状態で膝を揚げて、足を前後左右に動かすというバランス訓練もある。

 

片足立ちバランス訓練の方法
  1. 壁や手すりにつかまって、片膝を揚げる。

     

  2. その状態で、膝を上下にゆっくり上げ下げする(左右各5往復ずつ)。

     

  3. 膝を前後にゆっくり動かす(左右各5往復ずつ)。

     

  4. 膝を伸ばして足を横に拡げたり縮める(左右各5往復ずつ)。

     

身体のバランスをとるのは、大腰筋や腰腸筋、脊柱起立筋などといった、体幹部の筋肉なので、バランス訓練はまさに体幹トレーニングだな。

 



10分間の軽い運動で脳の機能は向上する

認知症のための運動療法、バランス訓練というのは、軽い体幹トレーニングになる。

 

身体のバランスをとっているのは、体幹部だから当たり前だが、簡単な体幹トレーニングは、覚えておいて損はなさそうだ。

 

バランス訓練の要点は、とにかくゆっくり動かすことだ。

 

リハビリなどでは、わざわざ不安定なクッションを使うようだが、家庭では危険だから真似せずとも良い。

 

それよりもヨガや太極拳のような、ゆっくりとやる運動の方が、バランス訓練には役立つだろう。

 

運動療法3つ目の関節可動域訓練というのは、動かなくなってしまった関節を、動くようにするためのリハビリで、理学療法士が行うトレーニングだ。

 

これは患者が寝たきりの状態から、起き上がれるようにするための訓練で、簡単に言うと布団の中でできる運動になる。

 

膝や肘を曲げたり伸ばしたり、手足の関節を、回内させたり回外させたり、内旋させたり外旋させたりする運動だ。

 

だから寝たきりになっていなければ、普通のストレッチ運動や、ラジオ体操や太極拳で代替できるはず。

 

最後に持久力アップのための強めの運動は、余裕があればやっても良いが、心拍数や血圧が上がるので、避けた方が良いかも知れない。

 

筑波大学の研究によると、10分間の軽い運動でも、脳の機能は充分向上するという。

 

だからヨガや太極拳のような運動でも、続けていれば持久力はアップするので、とにかくまず運動する習慣が重要だろう。

 


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